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近用ワイドレンズ

先日、60代の女性のお客様がお使いの老眼鏡(老眼と言う言葉に抵抗がある方もいらっしゃいますがここでは分かりやすく老眼鏡と書かせていただきます。)では手元の活字が見にくくなってきたとのことで、新しく作り直したいとご来店いただきました。お使いのメガネは単焦点レンズの老眼鏡です。視力(度数)測定をしたところ(お客様の希望の視距離)左右眼共に四段階ほど進んでいましたのでテストレンズで見ていただくと28㎝~46㎝(明視域)が見える範囲でした。この度数でお客様の希望する見たい距離がこの見える範囲内に入っているのでOKがでたのですが、高齢になると共に老眼鏡の度数が強くなり明視域が狭くなって見たい物の距離が少しずれるとボケを感じやすくなります。40代中頃で老視初期では老眼鏡をかけたままで手元から1メートル先位は見えますが、60代を超えて老視

後期に入りますと明視域が狭くなり、単焦点老眼鏡では使い勝手が悪くなることがあります。今回来店いただいたお客様は少し離れた距離で活字みたい、老眼鏡をかけたまま2メートル位離れたテレビを見たい、との要望があったので単焦点老眼鏡ではなく明視域が広く使える近用ワイドレンズをお勧めしました。今お使いの老眼鏡の使い勝手が悪いと感じている方はお気軽にご相談ください。テストレンズでお試しいただくこともできます。